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目のことについて一緒に考えましょう

次のような様子が見られる児童生徒はいませんか?

  • 本を読む時、速度が遅く、字をとばしたり、行を間違えたりする。
  • 暗いところや、逆に明るすぎるところで行動しにくい。
  • 地図や目盛りなどの細かい部分がよく分からない。
  • よくものにぶつかったり、つまずいたりする。
  • 本やテレビを見る時に極端に目を近づける。
  • 飛んでくるボールや、集団競技を怖がる。
  • 頭を傾けて見る。

直接本人から「見えにくい」という訴えがなく、周囲が気付かないでいることもあります。これは、本人自身が生まれた時からその見方、見え方で生活しているため、正しく見えていないという自覚がない(特に年齢が幼い場合)ために、見えにくい状態をうまく伝えられなかったり、話しても相手に分かってもらえないというあきらめや、見える仲間として扱われたいといった様々な要因が考えられます。そのため、日常の行動を観察して、周りの人が、ものを見る様子に気を配ることが大切です。視力の弱い方の見え方を正しく理解し、適切に教育的環境を整えていくことで、学習の能率を上げることができます。

このホームページでは、弱視児に代表されるような、視力の弱い方の見え方の理解と、視覚補助具を使った指導の在り方について具体的に触れながら、視覚障害の支援についてガイドします。